サイクリングのタイムライン
👉世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産(太字)や明日香村の名所旧跡を電動自転車で巡るコースです
公開日:2026年10月11日|最終更新日:2026年10月11日
奈良2泊3日旅行の2日目、奈良県明日香村を電動レンタサイクルで巡りました。 飛鳥水落遺跡、飛鳥寺跡、酒船石遺跡、石舞台古墳、橘寺跡、川原寺跡、高松塚古墳など、 世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産と明日香村の名所を訪ねました。 各所には駐輪場が設けられているので、安心してサイクリングできました。
明日香レンタサイクル橿原営業所へは近鉄橿原神宮前駅東口から徒歩1~2分です。
今回は、「スマートEX」会員のサービス『旅先予約』で電動自転車を予約しました。 電話での予約も可能です(ゴールデンウイークを除く)。
予約をしていたのでスムーズに受付できました。 26インチのパナソニックの電動自転車。バッテリーを装着してもらって出発しました。
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レンタサイクルのスタッフの方に教えていただいた道路に沿って、甘樫丘へ。 蘇我入鹿の邸宅があったとされている甘樫丘の展望台からは藤原・飛鳥の宮都が一望できます。 近くには明日香村埋蔵文化財展示室(あすか夢の楽市)や、世界遺産構成資産の「飛鳥水落遺跡」があり、訪問しました。
レンタサイクルのスタッフの方に教えていただいた道路。電動自転車でとても走りやすい道でした。
電動自転車で約30分。甘樫丘(あまかしのおか)地区に到着。
明日香村の各名所旧跡には駐輪場が備えられていて、 レンタサイクルを気兼ねなく利用できます。
標高約148mの小高い丘。飛鳥時代には蘇我蝦夷・入鹿親子の邸宅があったとされています。
北方面には、畝傍山(うねびやま)、耳成山(みみなしやま)、香久山(かぐやま)の景色が広がります。
東方面には明日香村の景色が一望できます。
「あすか夢の楽市」では地元産の米、野菜や花が並んでいました。 併設の「明日香村埋蔵文化財展示室」では明日香村が発掘した文化財が展示されています。入場料は無料。 旧飛鳥小学校の木造校舎が利用されていて、レトロな雰囲気が味わえます。
飛鳥水落遺跡は、日本で初めて水時計が設置された施設の遺跡とされています。 世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産のひとつです。 「あすか夢の楽市」の駐車場を横切って行けます。
免震構造の地中梁(ちちゅうばり)を採用した基壇上に水時計を配した礎石建ちの建物です。 柱の位置を杭で表しています。 建物につるされた鐘で24時間、時を告げていました。
次に向かったのは、世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産である飛鳥寺跡です。 飛鳥寺は、日本で最初の本格的な伽藍を備えた仏教寺院として知られ、596年に堂塔が完成しました。 現在の飛鳥寺には、日本最古の仏像として知られる飛鳥大仏(銅造釈迦如来坐像)が安置されています。 この区間では、伝・蘇我入鹿首塚を訪れ、飛鳥寺を拝観した後、飛鳥坐神社にもお参りしました。
「入鹿の首塚」と呼ばれている五輪塔。 五輪塔自体は、鎌倉時代から南北朝時代にかけて建立されたと考えられています。
創建当時の飛鳥寺は、現在の境内よりも広大な寺院でした。 地下には、当時の伽藍の配置を知る手がかりとなる遺構が良好な状態で残されています。
飛鳥寺跡は、日本で最初の本格的な伽藍を備えた仏教寺院の遺跡です。 地下には当時の遺構や遺物が残り、地上には中金堂の基壇や、釈迦如来坐像(飛鳥大仏)の土壇、建物の礎石などが見られます。
現在の飛鳥寺の山門。飛鳥時代に創建された寺院の歴史を感じながら、境内へ向かいます。
飛鳥寺の創建当初の建物を支えていた礎石。現在も境内に残り、当時の伽藍の面影を伝えています。
拝観料は大人500円。こちらで拝観の受付を済ませ、飛鳥寺の本堂へ。堂内では、飛鳥大仏を拝観できます。
本尊の銅造釈迦如来坐像は「飛鳥大仏」の名で親しまれています。 飛鳥時代に造られた、日本最古の仏像として知られる仏さまです。
飛鳥大佛の両脇に阿弥陀如来坐像と聖徳太子孝養像が安置されています。
一人一回、自由に梵鐘をつくことができます。
集落を東西に通る参道の先に佇む大きな鳥居。ここから石段を上り、拝殿へと向かいます。
毎年2月第1日曜日に開催される「おんだ祭り」は西日本三大奇祭の一つ。 五穀豊穣と子孫繁栄を祈願する神事として知られています。
次に向かったのは、世界遺産構成資産の「酒船石遺跡」です。 丘陵の上の酒船石や、その裾部にある亀形石造物は、構造や立地などから天皇による国家祭祀遺跡と推定されています。 続く目的地である日本最初の厄除け霊場「岡寺」へは途中上り坂が続きましたが、 電動自転車のおかげで快適に進むことができました。
亀形石造物を見学するための受付(大人300円)。 石舞台古墳(大人500円)との特別共通券を650円で購入しました。150円お得です。
周囲の石敷きや水槽など、亀形石造物周辺の全体を見渡した景色です。
石で精巧に作られた亀の形が特徴的な、国家祭祀に関わる謎めいた遺構です。
亀形石造物から酒船石へと向かう、竹林に囲まれた階段を上りました。
丘陵の上に鎮座する酒船石の全体像。表面には不思議な溝や窪みが刻まれています。
表面に幾何学的な溝が彫り込まれた謎の石造物。 液体を流すなど様々な用途が推測されています。
日本最初の厄除け霊場として知られる岡寺の山門。ここから境内へ向かいます。
日本最初の厄除け霊場として知られる岡寺の山門。ここから境内へ向かいます。
大きな如意輪観音立像が安置されている本堂。静寂な境内でゆっくりとお参りできます。
悪龍を封じ込めたという伝説が残る龍蓋池(りゅうがいけ)。岡寺の境内にある神秘的なスポットです。
次に向かったのは、世界遺産構成資産の「石舞台古墳」です。 墳丘の盛土が全く残っておらず、巨大な両袖式の横穴式石室がそのまま露呈している独特の形状でよく知られています。 古墳を中心とした国営飛鳥歴史公園の石舞台周辺地区には、 大型休憩所や村営駐車場が整備されており、多くの観光客でにぎわっています。
石舞台古墳の観覧受付。先ほどの亀形石造物との特別共通券を利用して入場します。
日本最大級の横穴式石室を持つ、緑に囲まれた石舞台古墳の全体像です。
巨大な天井石が露出した迫力ある外観。かつては盛り土で覆われていたとされています。
巨石を組み上げて作られた重厚な石室の入り口。中へと続く通路が見えます。
玄室の天井を覆う、圧倒的な大きさの巨石。古代の優れた土木技術を感じさせます。
かつて被葬者が眠っていた広々とした玄室の内部。巨大な石に囲まれた空間に圧倒されます。
特産品の販売所や観光案内が並ぶ明日香の夢市。 サイクリングの合間に地元の特産品やお土産をチェックできます。
明日香の夢市に隣接する味工房ゆめ明日香。 旬のフルーツを使ったスイーツやドリンクで、ほっと一息つける休憩スポットです。
飛鳥サイクリングの最終目的地は、世界遺産構成資産の「高松塚古墳」です。 道中では同じく構成資産である「橘寺跡」「川原寺跡」や、古代の謎の石造物「亀石」「鬼の俎・雪隠」に立ち寄りながら向かいました。 なお、高松塚古墳の国宝壁画の一般公開は新施設の整備工事に伴い休止中だったため、今回は外観の円墳のみを見学しました。
聖徳太子誕生の地と伝えられる橘寺の本堂(太子堂)。 境内には歴史を物語る見どころが点在しています。
色鮮やかな天井画が印象的な往生院。美しい花々の絵が格天井一面に描かれています。
善面と悪面の二つの顔が彫り込まれた不思議な石像。 人間の心の内を表しているともいわれています。
広大な敷地に礎石が整然と並ぶ、日本最初の寺院の一つである川原寺跡の景色。
かつて僧侶たちが生活していた東側僧坊の跡地。当時の巨大な建物の規模を今に伝えています。
川原寺の跡地に建つ現在の川原寺。落ち着いた雰囲気の寺院です。 かつての繁栄をしのびながら境内を巡ることができます。
ユーモラスな表情で北西を向いている奇石。 かつては違う方向を向いており、大和川が泥海になるときに動くという伝説があります。
鬼が調理のまな板に使ったという伝説が残る巨石。 実際には古墳の石室の天井石の一部とされています。
鬼の俎の近くにある、腰掛け状の不思議な形をした石。 こちらも古墳の石室の残材であると考えられています。
緑豊かな環境が整備された高松塚周辺のエリア。 心地よい風を感じながら歴史散策を楽しめます。
極彩色壁画(女子群像など)の発見で知られる終末期の円墳。 世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産の一つです。
高松塚古墳を見学した後は、橿原神宮駅方面へ戻りました。 電動自転車の返却時間(午後5時)まで1時間ほど余裕があったため、橿原神宮へ立ち寄って参拝することにしました。 広々とした境内や西日が差し込む拝殿はとても厳かな雰囲気で、旅の最後に清々しい気持ちをもたらしてくれました。 午後4時35分に無事自転車を返却し、世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」を巡るサイクリング旅を締めくくりました。
広大な神域への入口にそびえ立つ堂々とした大鳥居。ここから厳かな雰囲気に包まれた参道が始まります。
多くの参拝客が訪れる広々とした外拝殿。歴史ある建物から静かで落ち着いた空気が漂います。
さらに奥に位置する内拝殿。神聖な空気が満ちるなか、旅の無事を感謝しつつ静かにお参りできます。
飛鳥・藤原の宮都レンタサイクルコース
奈良県明日香村を電動レンタサイクルで巡る旅行記。世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産と明日香村の名所を訪ねました。