ミュースカイ
「ミュースカイ」は全車特別車の列車。乗車券のほか特別車両券(一律360円)が必要です。10:30の遊覧船を申し込んでいて少し急いでいたので、名古屋9:13発のミュースカイに乗車しました。
2023.3 
今年(2023年)は桜の開花が早く「満開になりそうな3月下旬に国宝犬山城(愛知県)へ行こう!」と決め、東武トップツアーズの『スゴ得で行く名古屋日帰りずらし旅』を申し込みました。
ずらし旅は『選べる体験クーポン付き』でとてもお得なJR東海の商品。東武トップツアーズのスゴ得は2日前まで申込み可能なので天気予報と桜情報を見ながら旅行日を選ぶことができます。
計画したのは『犬山城遊覧船~国宝犬山城~城下町~名古屋城』と周るコース。選べる体験クーポンとして『犬山城遊覧船 + わん丸君手形(犬山城入場登閣券550円と城下町の対象店舗で使える商品引換券(300円相当以上の商品引換券2枚のセット)』をもらいました。
おかげで晴天の下、日帰りで満開の桜と国宝犬山城を楽しむことができました。
『スゴ得で行く名古屋日帰りずらし旅』や『選べるクーポン』については別ページ名古屋日帰りずらし旅×東武トップツアーズ「スゴ得」でお得な旅!で詳しく解説しています。
東京駅7:21発のぞみ109号で名古屋8:56着。今回は『東武トップツアーズのスゴ得で行く名古屋日帰りずらし旅』。片道1,000円UPでグリーン車に乗車できました。名古屋で名鉄線に乗り換えます。
新幹線出口(南口)方面から在来線・名鉄線・近鉄線のりかえ口改札を通り、広小路出口から名鉄線名古屋駅へ。乗換時間が15分と短かったのでメイン通りではなく人通りの少ない近道を通りました。
「ミュースカイ」は全車特別車の列車。乗車券のほか特別車両券(一律360円)が必要です。10:30の遊覧船を申し込んでいて少し急いでいたので、名古屋9:13発のミュースカイに乗車しました。
ミュースカイは犬山城城下町最寄りの犬山駅にも停車します が、今日は犬山城遊覧船最寄りの犬山遊園駅で下車しました。
犬山遊園駅から木曽川沿いの桜並木の遊歩道を進むと正面に犬山城が見えてきます。とても立派な桜並木、川沿いの風景も気持ちがよく、この遊歩道はおすすめです。
まずは国宝犬山城方面へ(右折)。後ほど国宝茶室如庵にも行きます。犬山神社を過ぎてすぐの城前観光案内所で犬山城遊覧船の受付をします。
第1駐車場の中にある観光案内所で、ずらし旅の選べる体験クーポン『犬山城遊覧船+わん丸君手形(犬山城入場登閣券+城下町などで使える商品引換券)』をもらいます。2024年4月現在この体験クーポンはありません。
観光案内所の向かい側の階段を降りて徒歩5分の犬山城港へ向かいます。芝桜も咲き始めています。
この船が犬山城遊覧船。昨日は水位が高く欠航だったそうです。ベスト式の救命胴衣を身に着け乗船します。
満席での出航です。崖の上に建っている犬山城を真下から見ることができ、少し上流では遠くにモンキーパークの観覧車が見えます。木曽川沿いの桜並木は見事です。
船頭さんの観光案内で進みます。桜の季節だけでなく、6月からは鵜飼、秋には紅葉が楽しめるそうです。
約40分、日差しが強かったもの風が心地よい遊覧でした。後で登った犬山城天守から眼下にこの船着き場が見えました。
犬山城港から坂を上がって本丸門に到着。「天守入場まで20分」の表示。門をくぐると満開の桜と犬山城が目に入ります。
列に並ぶ間もお花見で楽しめました。天守には入口で靴を脱いで入ります。(靴を入れる袋はもらえます)
石垣は自然石をほとんど加工をしないで積んだ野面積み。天守3階、望楼の下は「唐破風の間」と呼ばれています。
天守4階から外に出て廻縁を一周することができます。城下町や木曽川など360度の景色が楽しめます。
もう一つの国宝茶室如庵はホテルインディゴ犬山有楽苑の隣、日本庭園有楽苑の中にあります。入苑料は大人1,200円、呈茶付きで1,600円。せっかくなので呈茶付きで入苑します。
如庵は現存する国宝茶席三名席の一つ。織田有楽斎(織田信長の弟)が京都建仁寺に建てた茶室です。
苑内には国宝茶室「如庵」、重要文化財「旧正伝院書院」のほかにも貴重な建造物、庭園などがあります。
こちらで先ほどの呈茶券でお抹茶と和菓子をいただきます。
茶器は犬山焼、和菓子は有楽苑限定の「有楽風」です。
わん丸君手形とは『犬山城入場登閣券550円』と『城下町の対象店舗で使える商品引換券(300円相当以上の商品引換券2枚)』のセット。2024年4月現在このセットは販売されていません。
わん丸君商品手形引換券の使える本丸スクエア内のお店で遅めのランチ。ひとり2枚の商品引換券で肉工房美乃家のコンビ寿司がもらえました。
古い町屋やお屋敷が残り、風情のある街並みです。にぎわっている城下町を散策しながら犬山駅に向かいます。
15分ほど歩いて犬山駅に到着。階段を上がるとのぞき窓があり「右手に犬山城が見えます」と書いてあります。
のぞき窓からのぞいてみると...遠くに小さく犬山城が見えました。(写真の赤丸内)
これから名古屋城に向かいます。
犬山駅6番線から14:39発名鉄犬山線準急「中部国際空港行き」に乗車。快速急行・急行も停車する上小田井駅で市営地下鉄鶴舞線に乗り換えます。
名鉄犬山線と地下鉄鶴舞線が乗り入れている上小田井駅4番線に15:06到着。地下鉄鶴舞線は向かいの3番線。赤池行が15:08に発車します。
上小田井駅駅から4駅約8分で浅間町駅に到着。名鉄犬山駅から料金は730円、所要時間は約40分。
改札口を出てまっすぐ進むと数か所の出口。名古屋城最寄りの1番出口から地上に出ます。
浅間町駅の1番出口から徒歩約10分。標識に沿って名古屋城方向へ進むと大天守の石垣を担当した加藤清正像越しに天守閣が見えてきます。
約千本あるという名古屋城の桜は見ごたえがありました。少し進むと入園券売り場があり、観覧料は500円です。
旧来の工法や材料を採用し史実に忠実に平成30年6月に復元完成された本丸御殿。入口で靴を脱ぎ、鍵付きの靴箱に入れます。フラッシュなしでの撮影はOK。ただただ絢爛豪華の一言です。
閉館中(老朽化や耐震性の問題)で中に入れません。現在残された資料に基づく木造復元事業が進められています。(完成は最短で2032年度とのこと)
本丸を出て二之丸へ。16:30を過ぎていたので残念ながら二之丸庭園には入れませんでした。
金シャチ横丁東門エリアを抜けて地下鉄名城線『名古屋城駅』へ。大通りを挟んで見えるレトロな建物、手前が名古屋市役所、奥が愛知県庁です。
2023年1月4日に駅名が『市役所駅』から『名古屋城駅』に改称されました。
名城線左回りで1駅めの『久屋大通駅』で桜通線に乗り換えます。
『久屋大通駅』で名城線(紫色ライン)から桜通線(赤色ライン)へ乗り換えます。
中部電力MIRAI TOWER(旧・名古屋テレビ塔)へはこの駅が最寄り駅です。
地下鉄桜通線『久屋大通駅』から3駅めの『名古屋駅』で下車。13番出口から地下街エスカへ。
晩御飯は「ひつまぶし稲生」で名古屋名物ひつまぶし、と決めていました。
ひつまぶしの食べ方の説明がテーブルに置いてあります。1杯目はそのまま、2杯目は薬味を散らして、3杯目は茶漬風に。評判通り美味しく、家族の晩御飯にお持ち帰りを頼みました。(本日中にお召し上がりくださいとのこと)
『鯱もなか』は名古屋城天守閣上の金のしゃちほこがモチーフの名古屋銘菓。なかは粒あん。藤井聡太棋聖のおやつに選ばれたことでも有名です。美味しくて名古屋らしい形はお土産におすすめ。
犬山城と名古屋城、そして桜を充分に堪能し、19:06名古屋駅発のぞみ246号で、20:45無事東京駅に戻りました。