『どこかにビューーン!』はJRE POINT6000ポイントで、JR東日本の新幹線停車駅47カ所からランダムに選ばれたおススメの4つの駅の「どこかに」往復旅行できるサービス。
今回は10月下旬の平日、日帰り、行きは6:00~9:59、帰りは17:00~19:59(時間は東京駅発着時間)という条件で検索し、
『古川駅』『田沢湖駅』『軽井沢駅』『天童駅』の4駅の組み合わせで申込むことに。
4つの候補駅の組み合わせの選び方については
【注意点】『どこかにビューーン!』の申込みから行先決定まで  
で詳しく解説していますので参考にしてください。
申込翌日には4つの候補駅の中から『古川駅に決定』とのメールが届きました。
車(レンタカー)なしで観光する予定だったので、申込んだ時点で『古川駅』に決まったら『仙台駅』で途中下車しようと決めていました(途中下車するとその先は無効となります)。
決まった新幹線は、行きは10:46仙台着、帰りは16:25仙台発。仙台に滞在できるのは約5時間なので、4時間を観光、残り1時間をお土産探しに費やすことにしました。そこで観光に利用したのは『るーぷる仙台』という循環バス。
1日乗車券を購入すれば乗り降り自由なので、とても効率よく仙台観光できました。
東北新幹線ホームへ。
8:45東京駅を発車。
10:46仙台駅に到着。
今回の日帰り旅行での仙台滞在時間は約5時間。観光時間を11時~15時の約4時間、あと1時間はお土産選び、と計画を立てました。
必ず行きたかった名所は伊達政宗公の霊屋『瑞鳳殿』。『瑞鳳殿』へは仙台の主な観光地を循環するシティーループバス『るーぷる仙台』で行くことができます。
『るーぷる仙台』HP(https://loople-sendai.jp/)
で時刻表・経路を確認し、ほかに政宗公ゆかりの『大崎八幡宮』も観光することに。
時間があれば『仙台城址』も寄りたかった名所ですが、以前に観光したことがあるので今回は車窓から眺めるだけに。
『るーぷる仙台』の運賃は1回乗車につき大人260円(小児130円)、1日乗車券は大人630円(小児320円)。3回以上乗るなら1日乗車券の方がお得です。また瑞鳳殿の観覧料の割引など、いくつかの特典もあります。
こうして4時間観光コース(11:00~15:00)は『仙台駅』~『瑞鳳殿』~ ランチ ~『大崎八幡宮』~『仙台駅』に決めました。
仙台駅西口2階のペデストリアンデッキに出ます。
下に見える市バス案内所で『るーぷる仙台』の1日乗車券が購入できます。
市バス案内所で1日乗車券を購入し、すぐ後ろの16番のりばから11:00発の『るーぷる仙台』に乗りました。
今回の旅行で一番観光したかった場所がこの『瑞鳳殿』。仙台駅から『るーぷる仙台』で約15分で到着。
瑞鳳殿は1637年に建立された伊達政宗公の霊屋。桃山文化の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築で
1931(昭和6)年に国宝に指定されました。
残念ながら1945(昭和20)年の戦災で焼失し、
現在の建物は1979(昭和54)年に再建されたものです。
10月下旬ではまだ紅葉していませんでしたが、自然豊かな瑞鳳殿は四季折々の景色が楽しめます。
仙台駅前から3駅目、約15分で瑞鳳殿前バス停に到着。
少しずつ坂が急になってきます。
扁額の正宗山は瑞鳳寺の山号。
下馬石は二代藩主伊達忠宗の七回忌に四代藩主伊達綱村が建立したもの。
こちらの鐘楼は昭和3年建立、梵鐘は昭和51年鋳造。伊達忠宗寄進の旧梵鐘は本堂玄関前。
本堂玄関前の梵鐘は3代忠宗公の命により1637年鋳造されたもので重要文化財。
ここからは階段を上ります。入口は左手方向へ。正面は下り(出口)の階段になります。
美しい石段は伊達家62万石を表し62段造られたと言われています。両側には樹齢400年を超える杉もあります。
観覧料は大人570円。るーぷる仙台1日乗車券の提示で割引され460円に。
入口からすぐ、左手には手水舎。
樹齢数百年の青森ヒバを用いて再建、焼失前と同様の豪華な彫刻が施されています。
拝礼のために整えられた施設。現在は瑞鳳殿がよく見えるよう再建されました。
唐門をくぐると本殿です。
仙台藩祖伊達政宗の霊廟。現在の本殿は1979(昭和54)年に再建され、平成13年(2001)の大改修工事で柱には彫刻獅子頭、屋根には竜頭瓦を復元しました。
自動ドアです。
弔魂碑は戊辰戦争・函館戦争で犠牲となった多くの方の霊を弔うため建立。
感仙殿(かんせんでん)は2代藩主忠宗公、善応殿(ぜんのうでん)は3代藩主綱宗公の霊廟。
瑞鳳殿近く徒歩10分のところにランチのできる素敵なお店『鹿落堂』を見つけました。
約90分後の『るーぷる仙台』(瑞鳳殿前13:13発大崎八幡宮前13:46着)に乗ることに決め、『鹿落堂』に向かいました。
急な坂道を上り、さらに階段を上がります。大きいガラス窓のおしゃれな建物。
温かいかき揚げ蕎麦1,700円(税込み)を注文。かき揚げの大きさ(厚み)にびっくり。美味しくいただきました。
次に訪れたのは『大崎八幡宮』。
1607年伊達政宗公による創建され、1952年絢爛豪華な装飾が施された御社殿は国宝指定されました。
開運・厄除けや除災招福、必勝、安産のご利益があると言われ、仙台の人々に崇められています。
瑞鳳殿から『るーぷる仙台』の乗って約33分で到着。
大石段を上がり参拝します。国宝や重要文化財があるにもかかわらず拝観料は無料。少しですが紅葉も楽しめました。
瑞鳳殿前13:13発『るーぷる仙台』で大崎八幡宮前に13:46着。途中紅葉を車窓から楽しみました。
バス停そばに朱色の一の鳥居。奥には石造りの二の鳥居。
御影石造りの二の鳥居は宮城県指定有形文化財です。
約100段の急こう配の大石段は仙台市登録文化財。創建時のものとされています。
朱色の三の鳥居。ここからは平らな参道です。
営業時間10:00~17:00。甘酒(温・冷)のみの販売で1杯200円。
長床は国宝の大崎八幡宮本殿の前にあり、国指定の重要文化財。
長床は素朴な素木造(しらきづくり)で通り抜けのできる割拝殿(わりはいでん)形式。 西側に神楽殿と楽屋、東側は畳間と物置室。
内部には絵馬が飾られ、群青色の「松川だるま」が奉納されていました。
拝殿・石の間・本殿が1体になった権現造。国宝に指定されています。
2005年、御鎮座400年を奉祝して建造。
神輿は六角形の鳳輦(ほうれん)型。江戸中期の制作と言われています。
高野槇は樹齢約400年。創建当時の植栽とされています。
入ってびっくり。デパート並みのきれいな洋式トイレで感激。
大崎八幡宮前14:26発『るーぷる仙台』に乗車し仙台駅に戻ります。
途中、運転手さんの「メディアテーク」「定禅寺通」「広瀬通」などの観光案内を楽しく聞きながら14:50仙台駅に到着。
新幹線の出発時間まであと1時間強。おみやげはS-PAL(エスパル)本館地下1階のおみやげ通り、晩御飯の牛たん弁当は仙台駅3階の牛たん通りで探すことにしました。
ここのおみやげ通りには仙台特産品のお店がそろっています。
仙台銘菓と笹かまぼこを購入。
鐘崎屋の笹かまぼこ
菓匠三千の萩の月・源氏絵巻
新幹線中央改札口の横にずんだ小径・牛たん通り・すし通り。入口のずんだ茶寮ではずんだシェイクが人気。
入口のずんだ茶寮では「ずんだシェイク」が人気。牛たん通りへは奥に進みます。
牛たんの有名店が並んでいます。目的地は仙台出身友人お勧めの「たんや善治郎」。
テイクアウトのみの場合、店内飲食の列に並ばず店員さんに注文します。混雑具合によりでき上がりまで時間がかかります。新幹線の時間に余裕をもって注文しましょう。
牛たんの厚み、枚数などが選べます。
このときはお弁当3つ注文で20分待ち。支払いを済ませのちほど取りに来ます。
牛たん3枚6切れ1,720円の牛たん弁当をいただきました。
帰りの新幹線は仙台駅16:25発のやまびこ62号。18:24東京に到着しました。